世界の食品・飲料・アグリビジネス分野のマーケットリサーチと戦略コンサルティングを行うカルデナス・イバン氏の農業観・農地観

カルデナス・イバン 氏

1979年ペルー共和国リマ市生まれ。
SEGMAR RESEARCH(セグマーリサーチ)合同会社代表。

日系3世。中学校1年生の時にペルーから日本へ。名古屋大学大学院国際開発研究科において修士号を取得。これまで在京スペイン大使館経済商務部食品部アシスタント、在チリ日本大使館経済班専門調査員、在マイアミ日本総領事館政務経済班専門調査員、フロリダ州経済開発局日本事務所リサーチャー等を歴任。

アグリビジネス・コンサルティング分野の先駆者であったプロマーコンサルティング社のシニアコンサルタントを務め、50カ国以上を調査し、20カ国以上への現地調査を行った。プロマーコンサルティング社の事業内容と精神を引き継ぎ、2020年にセグマーリサーチ合同会社を東京に設立し、現在に至る。
スペイン語、日本語、英語に堪能。

国内外の公的機関や業界団体及び民間企業からの委託を受け、市場調査、農業政策調査や輸入規制、競合調査等を行う。セグマーリサーチでは、調査コンサルティング業の他に、農食品のプロモーション活動も行う。
 
 
 
 
 

■農業政策・食品政策に関心を寄せたきっかけは日本・チリ経済連携協定(EPA)の裏方

――最初にお仕事の内容を教えてください。

イバン:そうですね。農業調査。何をするかというと、ほとんどは、お客さんは政府関係、公的機関、業界団体です。

たとえば、農林水産省は海外の特定の政策について知りたい場合は、海外でその政策がどういうふうに運用されているのか、法的な枠組みはどうなっているのかというのを調べます。その際に、弊社では入札して、受注したら、それを調査するという仕事です。弊社は、農業・食品に特化しています。

そのため、やっている調査はすべて農業・食品と関わっていますね。

――農業・食品に特化しておられるというのは、以前のアグリビジネス・コンサルティング分野の先駆者であったプロマーコンサルティング社の事業内容と精神を引き継がれてということですね。

この記事は、小川真如による個人研究「現代の農業観・農地観」の成果です。