• 2024年10月14日

    米麹の持つ無限の可能性に惹かれて大学在学中に起業した小泉泰英氏の農業観・農地観

    小泉泰英 氏 1997年埼玉県蓮田市生まれ。 株式会社オリゼ代表取締役。 宇都宮大学農学部農業経済学科在学中に、発酵を活用したビジネスアイデアで、第5回とちぎアントレプレナー・コンテスト最優秀賞を受賞。宇都宮大学在学中の2018年に株式会社アグクル(株式会社オリゼの前身)を創業。「社会を発酵させる」をミッションに、微生物と共に循環する社会を目指す。米麹発酵由来糖分「ORYZAE(オリゼ)」を軸とし […]

    • 2023年12月31日

    「一人一人の弱さをも個性と捉えて、誰もがお互い認め合う社会の実現」を目指す飯塚俊幸氏の農業観・農地観

    飯塚 俊幸 氏 1996年群馬県館林市生まれ。 株式会社ひとなみ代表取締役。 高崎経済大学卒業後、株式会社パソナハートフルにて営業職、たばたファームにて農業研修を経て、2021年9月に株式会社ひとなみを設立。 先天性難聴である自身の経験を踏まえて、「個性があるからこそできることがある」ということをまず自分で証明したいと思い起業した。「一人一人の弱さをも個性と捉えて、誰もがお互い認め合う社会の実現」 […]

    • 2022年10月1日

    コメ輸出50~60トン、年間200トンのコメを通して生産者と消費者の新しい「食のツナガリ」をつくり出す佐藤仰喜氏の農業観・農地観

    佐藤 仰喜 氏 1984年秋田県大館市生まれ。 株式会社フィードイノベーション代表取締役。 高校卒業後、オーストラリアの大学に進学。2008 年、24歳で日本に戻った後、投資関連会社、新規ビジネスの立ち上げ、外資系コンサルティング会社などを経て、2013 年に起業。実家で父と農業生産法人を立ち上げるとともに、海外への販売を目的とした株式会社フィードイノベーションを設立。同年、国内第 1 号となるコ […]

    • 2022年5月11日

    世界の食品・飲料・アグリビジネス分野のマーケットリサーチと戦略コンサルティングを行うカルデナス・イバン氏の農業観・農地観

    カルデナス・イバン 氏 1979年ペルー共和国リマ市生まれ。 SEGMAR RESEARCH(セグマーリサーチ)合同会社代表。 日系3世。中学校1年生の時にペルーから日本へ。名古屋大学大学院国際開発研究科において修士号を取得。これまで在京スペイン大使館経済商務部食品部アシスタント、在チリ日本大使館経済班専門調査員、在マイアミ日本総領事館政務経済班専門調査員、フロリダ州経済開発局日本事務所リサーチャ […]

    • 2022年3月11日

    JA職員・公務員から農業に参入した、佐藤昌幸氏・小野貴弘氏・弁納陣氏の農業観・農地観(後編)

      JA職員・公務員から農業に参入した、佐藤昌幸氏・小野貴弘氏・弁納陣氏の農業観・農地観(前編) JA職員・公務員から農業に参入した、佐藤昌幸氏・小野貴弘氏・弁納陣氏の農業観・農地観(中編)からのつづき ■農業従事者数になるのかな? そこらへんも整理されていない ――あと、みなさんの経営には畑がそれほどないですか? ここでいう畑とは畑作物ではなく、地目「畑」。

    • 2022年3月1日

    JA職員・公務員から農業に参入した、佐藤昌幸氏・小野貴弘氏・弁納陣氏の農業観・農地観(中編)

      JA職員・公務員から農業に参入した、佐藤昌幸氏・小野貴弘氏・弁納陣氏の農業観・農地観(前編)からのつづき   ■数学が好きだったのですが、農業経済をやっていて、数学の中でも証明というよりは、数学を使って何かをするのが好きなことに気づいた ――小野さんは、千葉県ご出身ですよね。どうして山形に来られたのですか?

    • 2022年2月21日

    JA職員・公務員から農業に参入した、佐藤昌幸氏・小野貴弘氏・弁納陣氏の農業観・農地観(前編)

    佐藤 昌幸 氏 1974年生まれ。 株式会社あつみ農地保全組合取締役・統括管理部長 山形県温海町(現、鶴岡市)出身。山形県立庄内農業高校卒業。JA庄内たがわ営農指導員を経て現職。営農指導員時代に、「農地を守る仕組みを作ろう」と農家とJA に働きかけて、2012年4月に「あつみ農地保全組合設立準備委員会」を行政、JA、農家組織とともに設置し、同年6月から「実証事業」を実施、2014年8月にJA 出資 […]

    • 2022年1月21日

    山形県の戦後稲作史を取りまとめた田中順一氏の農業観・農地観

    田中 順一 氏 1948年生まれ。 宇都宮大学農学部(学士)・農学研究科(修士)終了後、山形県庁に入庁し、稲作関係の振興・普及・研究などに従事。2009年に山形県庁を農林水産部次長で退職した後、タナカ農産研究所を主宰し現在に至る。 インドでの稲作技術指導や、インドネシア・パプア州への稲作技術指導や、研修生受け入れなども手掛けてきた。 主著に『山形県戦後稲作史』(大風印刷、2021年)、「置賜地域産 […]

    • 2021年12月21日

    古田地区の水田風景を守る近藤正治氏の農業観・農地観

    近藤 正治 氏 1934年生まれ。 有限会社藤原ファーム代表取締役。 1989年に25haの圃場整備が完了しながらも、担い手不足が続いていた三重県いなべ市藤原町古田地区は、自作農家が少なく、整備できた圃場の管理委託要望が多くて、地区の水田を守るため、自身がほぼすべてを出資する有限会社を設立し、古田地区農家組合が農地利用調整を担い,藤原ファームが作業を受託する二階建て集落営農の体制を築いた。88歳の […]

    • 2021年12月1日

    都市農地を使った子育て支援と体験型観光に取り組む小野淳氏の農業観・農地観

    小野 淳 氏 1974年生まれ。 株式会社農天気代表取締役農夫・NPO法人くにたち農園の会理事長として、貸し農園・市民農園の開園サポート、田畑での子育て支援やインバウンド観光、婚活、TV・雑誌などのメディア制作サポートなどを提供している。 NPO法人くにたち農園の会では、「コミュニティ農園くにたちはたけんぼ」、「田畑とつながる子育て古民家つちのこや(地域子育て支援拠点)」、「ゲストハウスここたまや […]

    • 2021年11月11日

    日本のミスターキウイ・平野正俊氏の農業観・農地観

    平野 正俊 氏 1954年生まれ。 20、21歳の時に国際農業者交流事業に参加して、米国ワシン トン州、オレゴン州、カリフォルニア州、アリゾナ州にて過ごし、農業を職業 とすることを選択した。米国での生活中に、当時、米国でも試験段階であった キウイフルーツに出会ったことをきっかけに、日本で独自に栽培を開始。現在 では80種類1000本、50種類以上の新品種を開発し、日本最大のキウイ農園キウイフルーツ […]

    • 2021年9月11日

    食農倫理学者・太田和彦氏の農業観・農地観

    太田 和彦 氏 1985年生まれ。 南山大学総合政策学部准教授。 環境倫理学、食農倫理学、風土論、持続可能な社会への移行/転換(Sustainability transition)などのテーマを扱う。2013年、東京農工大学大学院連合農学研究科修了。総合地球環境学研究所FEASTプロジェクト研究員、同助教を経て、2021年4月より現職。 主著として、訳書『食農倫理学の長い旅―〈食べる〉のどこに倫理 […]

    • 2021年9月1日

    農産物流通への新規参入者・峯岸祐高氏の農業観・農地観

    峯岸 祐高 氏 1981年生まれ。 株式会社corot(https://corot.co.jp/)代表取締役。古民家付き農園corot、ファーマーズマーケットころいち、イタリア料理ナチュール、世田谷BOUGHなどを経営。祖父母が暮らしていた埼玉県所沢市山口地区の古民家や畑を、農や食を体験するゲストハウスとして事業化したことを発端として、現在に至る。2011年3月11日に農産物流通を開始し、現在では […]

    • 2021年8月21日

    都市農業・都市農地の研究者・佐藤忠恭氏の農業観・農地観

    佐藤 忠恭 氏 1977年生まれ。 東京農工大学農学部、同大学院修士課程などを経て、神奈川県農業技術センターに勤務。その後、神奈川県環境農政局農政部農政課、川崎市都市農業振興センター農地課にて、生産緑地をはじめ都市農業・都市農地を中心に実務、研究に取り組む。現在、神奈川県環境農政局農政部農業振興課に勤務しつつ東京農工大学大学院博士課程に在籍。 「農業における技能をどう考えるべきか?」(『農作業研究 […]

    • 2021年8月11日

    元農林水産事務次官・渡辺好明氏の農業観・農地観

    渡辺 好明 氏 1945年生まれ。 水産庁長官、農林水産事務次官、内閣総理大臣補佐官、東京穀物商品取引所理事長などを歴任。全国農地保有合理化協会会長、全国米麦改良協会会長、新潟食料農業大学学長。   東京都立北園高等学校卒業。1968年、東京教育大学(文学部社会科学科経済学専攻)卒業後、農林省入省。公正取引委員会事務局、農林省畜産局、食糧庁勤務を経て、1981年7月から兵庫県農林水産部振興室長。そ […]

    • 2021年7月21日

    元農学部生・篠崎孝一氏の農業観・農地観

    篠崎 孝一 氏 1984年生まれ。 大学、大学院(修士)で農学を学び、公務員(行政職)として採用され、現在に至る。これまでに、教育、米軍基地対策、スポーツ振興などを担当。農業分野へは未配属。     ■私が住んでいた町田市も結局、一昔前は農家ばかりで、たぶん、町田だけではなく日本も、高度成長の途中は農業従者の割合がけっこう高かったろうなと。その名残の終わりの頃の街に住んでいたの […]

    • 2021年7月11日

    原稿のつくりかた

    4月1日以降、10日おきに投稿していましたが、今回はお休みです。 かわりに、「現代の農業観・農地観」の原稿づくりについてご紹介します。 「現代の農業観・農地観」では、①取材、②文字起こし、③完成原稿チェック、④ホームページ掲載、という流れで原稿を作っています。 このうち、③完成原稿チェックは、2つの大きな特徴があります。 それは、取材者と取材対象者の共同作業で行うことと、締め切りを設けないことです […]

    • 2021年7月1日

    県庁職員から地域おこし協力隊に・新規就農を目指す金井要樹氏の農業観・農地観

    金井 要樹 氏 1984年生まれ。 千葉県流山市出身。筑波大学・東京大学大学院で植物生理学を専攻し、環境ストレスにさらされたシロイヌナズナの遺伝子発現や代謝調節などを研究。2012年から2018年まで千葉県庁にて、普及指導員として野菜農家への指導を行うほか、地域振興関連事業に携わる。2018年に遠野市地域おこし協力隊として岩手県遠野市に移住。現地の農業法人にて、パドロン栽培などに従事する。2021 […]

    • 2021年6月21日

    東京NEO-FARMERS!の仕掛人・松澤龍人氏の農業観・農地観

    松澤 龍人 氏 1968年生まれ。 東京都農業会議事務局次長兼業務部長。1992年より東京都農業会議に勤務。1994年から現在まで農地関係制度を担当。2006年から新規就農相談の担当となり、2009年に東京都内初の新規就農者を誕生させ、2012年には東京都内の新規就農者等で組織の仕掛人となり東京NEO-FARMERS!を結成。東京都での新規就農希望者の多くは松澤氏のもとに訪れており、松澤氏はこれま […]

    • 2021年6月11日

    プランニングディレクター/コミュニティデザイナー・市村良平氏の農業観・農地観

    市村 良平 氏 1986年生まれ。 鹿児島県内を中心に、地域や企業、コミュニティの持つ課題や資源を整理し、目的に向けて事業や活動を円滑に進めていくコンサルティングを行う。いわゆる、まちづくりと呼ばれる仕事(計画策定、イベント企画、 ワークショップ実施、人材育成など)と企業や個人をサポートする仕事(店舗等のマネジメント、普及促進 事業プロデュース、情報発信補助など)。中心市街地活性化に向けたタウンマ […]

    • 2021年6月1日

    自然の恵みを楽しむ体験型農園に取り組む石坂昌子氏の農業観・農地観

    石坂 昌子 氏 1944年生まれ。 東京都稲城市の梨・稲作農家の次女として生まれ、東京都立農業高等学校家政科を卒業後、稲城村役場に7年間勤務。東京都日野市倉沢の農家・石坂家へ嫁ぎ、1994年に農家の四季を楽しみながら体験する講座「自然の恵みを楽しむ会」を発足。野菜の収穫、行事の食事会など盛り沢山のイベントを、一年通して提供している。   詳しくは、石坂ファームハウスホームページ。また、生産緑地で6 […]

    • 2021年5月21日

    ブロイラー経営者・三宅正風氏の農業観・農地観

    三宅 正風 氏 昭和28年生まれ。 鹿児島県霧島市にて有限会社三宅農場を経営し、親族3人とアルバイト3人で、ブロイラー年間55万羽を出荷(10万羽×5.5回転)している。 亜細亜大学卒業後、OISCA、JICAなどに勤め、インドネシア、マレーシアなどでの協力事業に従事。48歳で地元に戻りブロイラー経営に携わっている。鶏舎の改良などに取り組み、坪当たり1万円(1回転あたりの受取金額)を狙える水準にま […]

    • 2021年5月11日

    パティシエ・武井一仁氏の農業観・農地観

    武井 一仁 氏 1964年生まれ。 世界の三國清三氏オーナーシェフ「オテル・ドゥ・ミクニ」のもと22歳の若さで製菓長を務め、パリの五つ星ホテル「ホテル・リッツ」で修業。帰国後、「ミクニ・フェア」で国内外を飛び回った。タイのオリエンタルホテルで、国王や国賓にデザートを供したこともある。その後、フランス菓子の第一人者・河田勝彦シェフのフランス菓子店「オーボンヴュータン」で修業。2000年に栃木県足利市 […]

    • 2021年5月1日

    X県職員(農業職)・A氏の農業観・農地観

    A 氏 30代。X県職員農業職、普及指導員。大学、大学院(修士)で農学を学び、X県職員(上級)として採用され、現在に至る。これまでに、果樹の普及、研究などに従事。     ■農業に入ってくる人は、ほぼ100%親が農家です。その時点ですごく特殊な産業、職場 ――農業と聞いて思うことを教えてください。 A:農業といった時、何を思い浮かべるかは、人それぞれだと思い […]

    • 2021年4月21日

    マーケティングアナリスト・渡辺広明氏の農業観・農地観

    渡辺 広明 氏 1967年、静岡県生まれ。マーケティングアナリスト、流通アナリスト、コンビニジャーナリスト。株式会社やらまいかマーケティング 代表取締役。 株式会社ローソンにて店長・スーパーバイザー・バイヤーとして22年勤務。約730品の商品開発に携わる。ポーラ・オルビスグループ株式会社pdc勤務、TBCグループ株式会社で商品開発・コラボ企画・海外業務を歴任後、(株)やらまいかマーケティング代表取 […]

    • 2021年4月11日

    社会的企業(ソーシャルファーム)に取り組む新井利昌氏の農業観・農地観

    新井 利昌 氏 1974年、埼玉県生まれ。 知的障がい者や引きこもり、少年院、刑務所を出た人たちなど含め、一般の労働市場での就労が困難な人々を積極的に雇い入れる社会的企業「ソーシャルファーム」として、さまざまな背景をもった人々がともに働き、活躍できる社会の実現を目指している。   1996年に父親とともに埼玉福興株式会社を設立し、埼玉県初となる農業への異業種参入を実現した。農福連携についての取り組 […]

    • 2021年4月1日

    岐阜県でドラゴンフルーツ栽培や「山羊さん除草隊」に取り組む・渡辺祥二氏の農業観・農地観

    渡辺 祥二 氏 1970年、岐阜県生まれ。 高校2年の時、アメリカ・ミシガン州のカレドニア高校、1年間留学(同校卒業)。明治大学法学部法律学科卒業。建設業界に進み、独学で一級土木施行管理技士、測量士などを取得。2005年に農業生産法人を設立。農業生産法人有限会社FRUSIC代表取締役。     「農業を通じて、地域で起業する意味と面白さ、環境に配慮した取組みの継続」をキーワードにして活動している。 […]